お世話になっております。ももてんです。

金融やファイナンスの基本的な本になります。大変参考になるので、おすすめします。


ワクチン接種のスピードすごく早いですね。

日本の医療従事者などの関係者に感謝しかありません。

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話は変わりますが、以前投稿した小田原エンジニアリングの動向を確認します。

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前回の投稿内容は以下です。
❰小型株❱ 小田原エンジニアリング 将来性◎ : サラリーマン投資家 ももてん のブログ (blog.jp)


【株価】
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小田原エンジニアリング(小田原エンジ)【6149】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん) (kabutan.jp)
新型コロナウイルスの流行に伴う経済低迷に伴い、2020年4月に1,154円の安値を付けました。
その後、2回の株価上昇の末、2021年12月に4,350円の高値を付けました。
1回目の株価上昇は、コロナ流行の反動でコロナ前の水準まで戻りました。
2回目の株価上昇は、アメリカの大統領がバイデン大統領が就任し、環境に対する投資を重視する流れが強まりました。そのことで、小田原エンジニアがEV関連銘柄ということもあり、急に株価上昇が起きました。

2020年11月02日の記事です
小田原エンジの上値指向鮮烈、EV向けモーター注力でテーマ買いの流れに乗る
 小田原エンジニアリング<6149>の上値指向鮮烈。商いこそまだ盛り上がりを欠いているものの、株価トレンドは急速な上値追い態勢にあり市場の視線が集まっている。同社はモーター用自動巻線機の大手で海外向け実績が高い。特に、自動車向けではハイブリッドカーや電気自動車(EV)の駆動・発電機用モーター分野に傾注しており、同関連株として存在感を示している。世界的な脱炭素社会への取り組みが加速するなか、中国では2035年に新車販売における環境対応車比率を100%とし、従来型ガソリン車を全廃する方向にある。これにより同社の収益環境には強い追い風が吹くとの見方が、足もとの買い攻勢に反映されている。時価総額150億円前後と小型で株価も足が速く、7月22日につけた年初来高値2810円も視野に入ってきた。
小田原エンジの上値指向鮮烈、EV向けモーター注力でテーマ買いの流れに乗る | 株探ニュース (kabutan.jp)

2020年11月24日12時46分の記事です
小田原エンジが急騰、EV関連人気に乗りストップ高
 小田原エンジニアリング<6149>が急騰、502円高はストップ高の3290円でカイ気配に張りついている。モーター用自動巻線機の大手メーカーで海外向けに注力。自動車向けではハイブリッドカーや電気自動車(EV)の駆動・発電機用モーター分野で強みを持つ。市場では「きょうは全面高に買われるなかも電気自動車(EV)や2次電池などその周辺株への物色意欲が目立っている。同関連として浮動株比率が低く、信用買い残なども枯れ切った状態にある同社株は値が軽く、短期値幅取りを狙った投資資金の攻勢が加速している」(ネット証券アナリスト)という。株価は10月28日を境に人気化し、1カ月弱で6割近い上昇パフォーマンスを演じている。
小田原エンジが急騰、EV関連人気に乗りストップ高 | 株探ニュース (kabutan.jp)


その後、株価の熱が冷め、ゆっくりと右肩下がりになっています。5月19日2,547円を付けています。
4,000円台で買った人はかなりの含み損を抱えている状況になります。

やはり、決算状況が悪いことが主要因ですね。
ただ、個人的にはそこまで悲観になる必要はないと思います。
個人的には復調は近いと考えています。

では、第1四半期の決算状況を決算短信・有価証券報告書で確認します。
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【決算状況】

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小田原エンジニアリング(小田原エンジ)【6149】の業績・財務推移[通期・半期・四半期]|株探(かぶたん) (kabutan.jp)

当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、企業の設備投資などに持ち直しの動きが見られるものの、新型コロナウイルス感染症の影響により、11都府県を対象とする緊急事態宣言が再発出されるなど、依然として厳しい状況が続きました。
一方世界経済は、中国経済は緩やかに回復し、米国ではワクチン接種が進むなかで、新型コロナウイルス新規感染者数の増加が抑えられ景気は持ち直しているものの、世界全体では変異株の拡散もあり新規感染者数は増加し、世界各国の水際対策により、海外渡航にかかる制限がこれまで以上に強化されるなど、依然として厳しい状況が続きました。
このような状況下、当社グループは新型コロナウイルス感染症の拡大防止に最大限配慮するとともに、事業への影響を最小限にすることに努めた結果、売上高は3,135百万円(前年同四半期比98.8%増)、利益面につきましては、巻線機事業の自動車関連向け新製品のコスト増や、新型コロナウイルス感染症の影響による輸出案件の輸送費の高騰、渡航制限措置に伴う現地工事の外部委託コスト等が引き続き発生しているため、営業利益は35百万円(前年同四半期は234百万円の営業損失)、経常利益は98百万円(前年同四半期は231百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は68百万円(前年同四半期は187百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。

当第1四半期連結累計期間のセグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 巻線機事業
巻線機事業に関しては、昨年、売上を予定していた自動車関連向け全自動巻線システムの一部が売り上がっものの、新型コロナウイルス感染症の影響による渡航制限、各国の水際対策措置に伴う待機等により、売上がずれこんでいる輸出案件もあり、売上高は2,074百万円(前年同四半期比216.8%増)、セグメント利益は126百万円(前年同四半期は105百万円のセグメント損失)となり、受注残高は、下期以降に売上を予定しているものが多いことから10,022百万円と高水準を維持しています。
なお、当社グループの巻線機事業は、完全受注生産で、案件ごとに仕様やボリューム、納期、検収条件等が大きく異なるため、受注時期や売上時期が四半期並びに通期単位で大きく変動することがあります。
② 送風機・住設関連事業
送風機・住設関連事業に関しては、新型コロナウイルス感染症の影響により、浴室照明器具や全館空調システムを含む住宅換気装置については引き続き回復が鈍いものの、半導体や工作機械向けを中心とする軸流ファンの需要が持ち直してきたこと等により、売上高は1,060百万円(前年同四半期比15.1%増)となりましたが、住設関連事業の販売減を補うには至らず、セグメント損失は0百万円(前年同四半期は42百万円のセグメント損失)となりました。

➡製造メーカーの設備投資が持ち直してきており、引き続き受注残高は高水準を維持しています。受注が引き続き高水準であることは、好材料ですね。近年、中国・欧州・北米だけでなく日本でもEVシフトが加速しているので、引き続き受注残高は膨らむことが想定されますね。

しかし、海外への渡航制限などにより欧州メーカーなどへの納品の期間がズレ込んでいます。そのため、売上が引き続き後ろ倒しになっている状況ですね。また、未引き渡しの製品増加により、製品残高が増加していますね。

前年に比べれば、売上倍増・黒字転換ですが・・・
やはり、コロナによる欧州への渡航制限解除が前年比で大幅な増収増益のきっかけになりそうですね。

では欧州のコロナの状況を確認しておきます。

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・ロイターのコロナ状況がわかるサイトです。
欧州における新型コロナウイルスの感染状況・グラフ・地図 (reuters.com)

・日本経済新聞のコロナ状況がわかるサイトです。
チャートで見る世界の感染状況 新型コロナウイルス:日本経済新聞 (nikkei.com)


➡日本に比べて早くからワクチンの接種が行われている欧州では、新規感染者数がピーク時に比べて大幅に減少しています。欧州ではコロナで落ち込んでいた観光や飲食店の回復の兆しがあると報道されています。イギリスで6月1日、新型コロナウイルスによる死者がゼロにもなっているそうです。

また、先週あたりであったでしょうか?EUが日本を安全国としてリスト追加見通しで渡航制限解除を検討しているとニュースになりましたね。欧州赴任で一時帰国している人たちがざわついていたので、そろそろ日本からのビジネスでの渡航も行われるかもしれませんね

・以下はEUの渡航制限緩和のニュースです。
EU、日本を「安全」国リストに追加の見通し 渡航制限解除へ(ロイター) - Yahoo!ニュース
EU、域外からの渡航制限緩和へ ワクチン接種者許可=関係筋 - ロイターニュース - 国際:朝日新聞デジタル (asahi.com)



小田原エンジニアリングの最近の株価動向と決算状況を確認しました。
やはり、新型コロナウイルスの感染者数減少で渡航制限の緩和されることが、直近の業績上昇のポイントになります。
また、将来的には脱炭素に伴うEVシフトが進むにあたり、必要不可欠な機械メーカーである地位は変わらないと思っております(たぶんですが、他社がまねできない技術や特許があると推測されます)。
今後もEVに関する話題が出た際は株価が変動すると思いますので、注視する必要がありますね。


ももてん