おはようございます。

ももてんです。

昨日のアシックスの好決算に引き続き、さらに良いニュースが出てきました!!

【株価高騰】アシックス👟復活!! : サラリーマン投資家 ももてん のブログ (blog.jp)

それはフェローテックの好決算です。

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私は2年前くらいから半導体関連銘柄からフェローテックを見つけ、注目しちょこちょこ購入し続けてきた銘柄です
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では決算結果と来期見通しを確認しましょう。

フェローテックホールディングス(フェローテク)【6890】の業績・財務推移[通期・半期・四半期]|株探(かぶたん) (kabutan.jp)
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2021年3月期は前年に比べ売上高が増収し、最終損益は前年に比べ5倍程度増加しております。
実に素晴らしい決算結果でした。

決算短信には増収増益の要因は以下のように記載があります。
IRライブラリ : 決算短信 | 株式会社フェローテックホールディングス (ferrotec.co.jp)

当社グループの属するエレクトロニクス産業では、年初は半導体デバイスや液晶・有機ELパネルメーカーの設備 投資は調整局面でしたが、世界的な外出規制によるリモートワークの浸透やWEB会議システムの普及拡大に伴い、 スマートフォン、パソコンやデータセンター用サーバなどの需要が増加したため、年央からメモリなど半導体の需給 バランスが改善し、デバイスメーカー各社は設備投資を再開し、保有する製造設備の稼働率も上昇傾向となりまし た。

このような事業環境のなか、当社グループの半導体等装置関連事業におきましては、製造装置向けの真空部品や半 導体製造プロセスに使用される各種マテリアル製品(石英・セラミックス等)の販売は堅調に推移し前年を上回りま した

→半導体の需要増加により販売VOL増加した模様です。最近の半導体不足が騒がれているため、ある程度想定された結果でした。

電子デバイス事業におきましては、主力のサーモモジュールは、年初から北米・中国の自動車販売台数の減少によ り温調シート向けが軟調な展開となりましたが、年末に向け回復に転じました。一方、5G通信システム機器向けの 販売は好調に伸長し、PCR検査装置などの医療検査機器向けも堅調に推移しました。また、パワー半導体用DCB 基板は、一時的に顧客の在庫調整がありましたが、新製品であるAMB基板の採用が増えたことから、概ね計画のと おりに推移しました。磁性流体は、スマートフォン用バイブレーション向けが一定の水準で推移しました。 

→電子デバイスでは後半期回復し、5G関連やPCR検査装置も堅調。


当社は、中国で展開している半導体ウエーハ製造会社の株式を中国地方政府および民間の投資基金等へ譲渡ならび に第三者割当増資を行った結果、同社は連結子会社から持分法適用会社となりました。それに伴い、持分変動損益 (特別利益)が発生しております。 この結果、当連結会計年度につきましては、売上高は91,312百万円(前期比11.9%増)、営業利益は8,730百万円 (前期比45.2%増)、経常利益は7,317百万円(前期比71.6%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は7,371 百万円(前期比313.0%増)となりました。 当連結会計年度のセグメントの経営成績は、次のとおりであります


→中国の半導体関連企業を連結会社から持分法適用会社。第四半期より売上から営業外損益に変更することになります。今期、持分の変動に伴う損益が52億円ほど計上されています。当期純利益を増加させた要因でもあります。


次に、来期見通しを確認しましょう。

決算短信には以下のように記載があります。



半導体等装置関連事業におきましては、半導体製造プロセスに使用さ れるマテリアル製品(石英・セラミックス・シリコンパーツ等)は、需要増加に伴う製造装置メーカーからの強い引 合いがあるため、顧客要望に対応した製造ラインの増設を計画しております。また、デバイスメーカーやFPDメー カーが保有する製造装置の稼働率が高いことから、同装置部品の洗浄サービスを拡充してまいります。そのため中国 広州エリアに新たな洗浄工場の建設を計画しております。

→移動通信システムでは5Gの商用化が本格的になりより半導体需要が増加することから増収が見込める。尚、半導体不足は引き続き2022年初頭まで続くと見込んでいます。また、中国関連の事業も増強を見込んでおり好材料ですね

電子デバイス事業におきましては、主力のサーモモジュールは、成長が著しい移動通信機器分野やPCR検査装 置、血液分析装置などの医療分野に加え、景気に左右されにくく、需要が安定的な美容家電などの民生品用途への販 売拡大を進めてまいります。 循環型社会、脱炭素社会を目指す時代の流れにより、EV車等の普及、省電機器の伸長など、パワー半導体の需要 成長が見込めることから、パワー半導体用基板の研究開発ならびに製造ラインの増設を進めております。

→サーモモジュールの需要も安定しているところが好材料ですね。

新型コロナウイルス感染拡大による経済見通しが未だ不透明な状況でありますが、2022年3月期の連結業績を次の とおりに予想いたします。 連結売上高は105,000百万円、連結営業利益は15,000百万円、連結経常利益は13,600百万円、連結当期純利益は 7,800百万円となる見通しです。為替レートは、1ドル107円を前提としています。 


→上記売上には持分法適用会社分は入っていないですが、前年に比べて増収ということから市況が良いことがわかります。一方で、持分法適用会社したことで経常利益が増加しております。


※フェローテックは中国の持分法適用会社化が進むかもしてませんね。そのため、売上の増収だけでなく、持分法投資損益も注視する必要がありそうです。


また、増配が発表されたのも好材料ですね。また、投資家としてはありがたいですね。

今後、決算説明資料と決算説明動画が公表されたら確認したいと思います。

アナリスト

ももてん


↓金融やファイナンスの基本的な本になります。大変参考になるので、おすすめします。